【資金繰り改善支援】
事業を続けていくうえで資金のやり繰りは大切です。
いくら儲かっていても、資金が足りなくなってしまっては立ち行かなくなってしまいます。
いわゆる黒字倒産です。
黒字倒産は支払いと回収のタイミングのズレによって引き起こされます。
通常、販売した商品やサービスの代金の回収よりも、その商品やサービスに費やしたコストの支払いが先にきてしまいます。その結果、どうしても一時的な資金不足が生じてしまいます。
したがって事業を円滑に進めるためには、この一時的な資金不足をカバー出来るだけの資金を常に保有しておかなければなりません。
この事業資金は、借入金によってまかなっている場合も多いでしょう。
さて、以下のような状況に心当たりはありませんか?
- 返済のための借入をして、毎月多額の返済に追われていませんか?
- 資金調達を長期借入金で行うのが当然になっていませんか?
- 事業資金の過不足をきちんと把握していますか?
資金繰りが苦しくなったからといって、すぐに新規の借入に飛びついてしまってはいけません。
事業規模に見合わない過剰な借入金は自転車操業の始まりです。
長期の借入金と短期の借入金はそれぞれメリット・デメリットがあります。
資金の用途によって使いわける必要があり、長短のバランスが重要です。
間違っても、長期安定的に調達できるからといって長期借入金に全てを依存してはいけません。
当事務所では以下の流れによってお客様の財政状態の健全化を支援します。
- 現状を調査します。
- 実際の財政状態を把握します。
- 原因の洗い出し、経営改善点のご提案
- 健全な借入へと方向転換のご提案
1.現状の調査
借入金の状況や返済スケジュールの把握、損益状況や簡易的なキャッシュフローを通して、返済能力がどの程度あるのかを判断します。
2.実際の財政状態
財政状態を概括するためには貸借対照表を閲覧することが一番ですが、貸借対照表は財政状態を完璧に表しているかというとそうではありません。
より実態に近づいた貸借対照表に仮修正することで、実際の財政状態や返済能力を把握します。
3.経営改善のご提案
資金繰りに困るお客様の場合、経営状態に原因があることがほとんどです。
資金不足に陥った原因を解明し、それを解消するための経営改善案をご提案します。
抜本的な改善になることもあり、お客様と相談しながら二人三脚で取り組んでいく必要がある部分です。
4.健全な借入
経営改善と同時に、借入金の正常化に向けたスケジュールをご提案します。
場合によっては金融機関の方も交えて、中小企業庁が実施している借換保証制度の利用も検討します。
このように経営改善や借入金の正常化は長期的な視野で行うことになります。
しかし、資金のトラブルは突然発覚することもあります。
当事務所では緊急の資金トラブルについても可能な限りご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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